東京都内とはいえ、奥多摩まで来るとまだ星見もまだまだ捨てたものではありません。空が狭いので見る対象によって場所を選ばなければなりませんが、澄みわたった日には天の川や明るい星雲・星団等も肉眼で確認できます。また、彗星や流星群等の星見にも最適なポイントがいくつもあります。

ハレー彗星(1986春) 百武彗星(1996春) ヘールボッブ彗星(1997春) 夕暮のヘールボッブ彗星(1997春)
撮影地;雲取山頂(背景は都心のネオン) 撮影地;栃寄林道 撮影地;鋸林道 撮影地;鋸林道
カノープス(南極老人星) しし座流星(1998/11/18) 天の川(いて座周辺) いて座(M16,M17)を流れる流星
撮影地;雲取山 撮影地;斉木林道 撮影地;鴨沢 撮影地;三ノ木戸林道終点

2001/11/19・獅子座流星群   ( 観察[撮影]時間帯 02:00-04:30 )

湖上を流れる
星降る夜
爆裂
流星痕

 マスコミが大きく報道すると外れることが多く、今回も少し不安でしたが、結果は嬉しい誤算。アッシャー博士の予測はズバリ的中。博士の理論の正しさが証明されたようです。今までの流星群の考え方が、今後変わってくることになるのでは?
 極大当日の奥多摩は薄い雲が全天に広がり、時折雲を透かして流れ星が見えていましたが、半分はあきらめ気分でした。しかし、極大予想時間が近づく午前2時前から雲が取れ始めました。そしたら流れること、流れること、驚きの連続でした。(翌日は声が枯れてしまった!)
 当初予想されていた午前2時36分、午前3時19分の極大が分からないほど切れ目なく流れていました。多い時には見ている方向だけで1度に10個近く見ることができました。1時間で5桁近い数字になったのではないかと思います。
 また、今回は明るい流星が多く飛んだのも印象的でした。HPではわかりにくいのですが、右上のコマには詳細にネガを調べると30を越える流星が写っています。(どんなに甘く見ても流星が写真に写るのは、眼で見えたうちの5個に1個程度ですので) 15分露出でこれほどの流星が写るということは実際には5倍以上見ていることになります。2時間半で24コマ撮影しましたが、全てのコマに流星が写り、トータルでは100を楽に越えていました。こんなことは、おそらく今回が最初で最後、2度と???でしょう。(私が生きているうちは)
 忘れかけていた☆☆への思いを、再び呼び覚まさせる一晩でした。