2001年5月12日 乾徳山 (標高2,031m)

[会でのグレード] (しんどい度★) (危険度★★) (展望期待度★★★★★) (花期待度★)

(コース・タイム)
大平牧場 9:45→
10:20 道満尾根十字路 10:30→
11:15 扇平 11:25→
13:00 乾徳山(昼食) 13:45
    [迂回路]→
14:55 国師ガ原 15:10→
15:50 大平牧場

 [天候 ; 快晴]
 [歩数 ; 約19,200歩]

  コース写真と概要
    
 車を大平牧場のP(1台500円)に置き、牧場の中の少し歩き登山道へと入った。ここまで車で入ると通常の徳和登山口より90分程度短縮でき、随分行程が楽になる。
 牧場周辺のカラマツは新緑の盛りで、淡い緑が非常にきれいだった。短い距離だがこの牧場からの草原からは富士山も大きく見え、素晴らしい場所だ。
 しばらく道満尾根のきついを登りが続きぐいぐい高度を稼いでいく。登りが緩やかになり、展望も開けてくると程なく扇平に出る。
 ここは緩やかな登りの広い平原といったイメージがあり、まだ下草は冬枯れの状態だったが、非常によく展望が開け、特にこの日は快晴に恵まれ、雪をいただいた富士山や南アルプス、また眼下には塩山や甲府盆地も一望でき、最高の気分が味わえた。
 乾徳山頂に近づくと、尾根は岩稜となり、何カ所かで鎖場もある。特に山頂直下の鎖場は怖さはあまりないが、距離があり、かなりきつい所だ。
 登る途中、一画ではあったが、コイワザクラが咲いており、しばしきれいなピンクに見とれた。
 乾徳山頂は大きな岩の塊でできていて、周囲に草木がなく、遮るもののない360度のパノラマが楽しめる。
 ただ、うっかり景色に見とれてバランスを崩したりすると、とんでもない災難が待ち受けていることも忘れてはいけない。
 
 帰路は、来た道を引き返す登山者も多かったが、鎖場は下る方が危険が強く、またここは下山路を指定されているはずなので、セオリーに従い迂回路を使った。
 前方黒金山方面にしばらくすすみ、急な沢道を下り、国師ガ原に向かった。危険な個所はないが、歩きにくい箇所が多く、国師ガ原までかなりの時間を要した。 
 国師ガ原周辺は比較的平坦で、周辺のシラカバ林は美しい。この周辺では所々林が切れ、乾徳山の頂が見えるようになる。山頂から林の中を1時間程しか下っていないのだが、ここから見ると乾徳山が随分高く、そして遠く感じた。