2001年5月26日 石保戸山 (標高1,672m)

[会でのグレード] (しんどい度★) (危険度) (展望期待度★★) (花期待度★)

(コース・タイム)
犬切峠 9:25→
10:10 二本楢 10:20→
11:15 石保戸山 12:00→
[水源巡視道]→
12:40 笠取林道に合流 12:55
14:10 斉木林道に合流 14:30→
15:05 ヤブ沢 15:10→
15:55 作場平橋

 [天候 ; 薄日]
 [歩数 ; 約26,100歩]

  コース写真と概要
    
 犬切峠に車を置き、尾根上の防火帯に入る。この時期はまだ防火帯の下草も背が低く、道もはっきりしている。
 広い防火帯の登りが二本楢まで続く。道脇にはアマドコロが一部で大群落をなし、花を着け初めていた。ハルリンドウも多く、こちらは花の盛りだった。
 二本楢から指入峠までは一旦急な下りとなる。峠からわずかの間樹林帯に入り、その後は再び防火帯の登りとなる。石保戸山脇まで防火帯は続き、かなり急な箇所も交え、ぐいぐい高度を稼いでいく。
 振り返れば大菩薩の山々が大きく見える。
 防火帯を登り詰めると、すぐ先の林の中に石保戸山頂が見える。 ヤブの薄い箇所をさがし、わずかに登ると石保戸山頂に出る。
 山頂の周りのみスズタケが刈られ、小さな標識が立つが周囲は広葉樹に囲まれ展望はなく、ほんとにめだたない山頂だ。
 石保戸山頂から防火帯に引き返し、さらに先に延びる防火帯を下ると水源巡視道にぶつかる。ここから水源巡視道を使い笠取林道に下った。
 途中巡視道はいくつかに枝分かれし、標識も全くなく、地形を読みながら判断するになるが、道そのものははっきりしており、登山者はほとんど入らないためか、クッションが効き歩きやすかった。
 
 笠取林道に合流後、ヤブ沢峠に向かった。林道はほとんど広葉樹に覆われ、丁度新緑の時期で、長い緑のトンネルとなり素晴らしい雰囲気の道だった。道脇には奥多摩では他にお目にかかれない植物も何種類か見られ、飽きないのだが、林道歩きは長く、沢を離れるにつれ除々に傾斜がきつくなっていったのには少々堪えた。 
 斉木林道に合流後は、傾斜も緩やかになり、周囲はカラマツ林が多く、カラマツの枯れ葉のクッションがよく効き、歩くのもだいぶ楽になった。
 カラマツは芽吹き間もなく、淡い緑がこの上ない安らぎを与えてくれた。
 二本とも林道とはいいながら、ゲートがあり一般車の通行は不能なため歩くしかなく、展望こそないものの、奥多摩周辺では類似の林道はなく、最高位にランクできる素晴らしい道だった。