[会でのグレード] (しんどい度★★★★) (危険度★★★) (展望期待度★★★★) (花期待度★★★)
(コース・タイム) 唐松谷登山口 8:05→ 8:35 富田新道との分岐 → [富田新道(野陣尾根)]→ 10:30 権衛ノ頭 10:40→ 11:20 雲取山(昼食) 11:45→ 12:10 雲取山荘→ 12:35 大ダワ 12:45→[大雲取谷]→ 14:30 林道終点→ 14:45唐松谷登山口 [天候 ; 曇〜山頂付近霧] [歩数 ; 約30,200歩] |
唐松谷から野陣尾根にかけては、東京都で唯一(島を除く) の原生林といっても過言でない。この時期、林床のあちこちでギンリョウソウの花を見かけた。ギンリョウソウは奥多摩各山で散見されるが、ここほど登山道の各所で見られるのは珍しい。森が深いということか。 |
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野陣尾根を詰め、小雲取山が近くなるとカラマツの林に変わる。さすがに緑が増してきたが、下層ではトウゴクミツバツツジが花の盛りを迎え、カラマツの新緑と見事なコントラストを描いていた。 | ||
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防火帯に出るとビンズイが高い梢で盛んに囀っている。草原に巣を作り、ヒナを孵すため、「巣があるから近づくな」と警告しているのかもしれない。山は人間だけのものではない。この時期の防火帯歩きは、道以外は踏み込まないよう充分注意しなければならない。 |
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雲取山頂付近はガスが流れていた。雲取山は素晴らしい展望が得られるが、この時期の登山で展望を期待するのは難しい、が、この時期にしか咲かないキバナノコマノツメや、北面のオサバグサなど、展望を補って余りある収穫も多い。 |
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雲取北面は亜高山性針葉樹の林になっており、木々が世代交代を繰り返す様が見られる貴重な場所だ。 時を経た倒木には一面に苔が付き、その上にマイヅルソウが花を咲かせていた。こういう風景に出会えるのもここだけの楽しみだ。 |
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大ダワから大雲取谷を下った。この道は東京都の最西端に位置する。時折谷を見降ろせる場所があるが、唐松谷同様原始の森で、深く幽幻な流れは見る者を引きつける。 (大雲取谷源頭部にて) |