2001年10月27日 将監峠-東仙波(標高2,003m)

[会でのグレード] (しんどい度★) (危険度★) (展望期待度★★) (紅葉期待度★★)

(コース・タイム)
 一ノ瀬 9:10→
  9:35 七ツ石尾根分岐 9:40→
     [七ツ石尾根]→
 10:45 牛王院平 10:50→
 10:55 山の神土 →
 12:10 東仙波(昼食) 12:55→
 14:05 牛王院平 14:10→
 14:30 将監小屋 14:40→
     [将監林道]→

 15:50 一ノ瀬

 [天候 ; 快晴・午後一時薄雲]
 [歩数 ; 約29,600歩]

  コース写真と概要
    
 一ノ瀬集落にある将監峠への入口からしばらく将監小屋に通じる林道を歩く。歩き始めはスギの植林で薄暗い所もあるが少し進めば落葉樹とカラマツの林に変わる。丁度紅葉は見頃で陽を浴びた葉が様々な色彩で輝いていた。
 林道をしばらく歩くと七ツ石尾根の分岐となる。七ツ石尾根も下部は落葉樹の林、登るうちカラマツの林となるが、紅葉の真っ盛りで素晴らしい尾根歩きが堪能できた。
(写真は七ツ石尾根下部・紅葉の中を登る) 
 牛王院平で奥秩父主脈縦走路に合流、縦走路をわずかに進み、山の神土分岐で縦走路をはずれ、和名倉山(白石山)に向かう。
 リンノ峰は山頂を巻いて進むが、この周辺には立ち枯れが多く、ちょっと変わった光景を見ることができる。
 牛王院平から東仙波までは、登山地図上では点線のルートということもあり、スズタケのヤブ道も多い。ルートの大半は踏み跡がはっきりしているが、一部不明瞭な箇所もある。こういう道はお天気が何日か続いた後はよいが、雨の翌日の山行などは、足拵えをしっかりしないと下半身はズブ濡れになることもある。
 西仙波の山頂付近はスズタケが消え、石ごろの尾根を行く。わずかな間ではあるが急坂もあり、やや歩にくい。
 この山頂付近は非常に展望が利き、南面は言うに及ばず、快晴の日には北アルプスまで望むことができる。
 西仙波に隣り合わせて東仙波があるが、こちらは背丈の低いスズタケが山頂まで続く。
 東仙波も展望に恵まれた山で、見下ろせば一面がカラマツ林が見事に紅葉し、斜面を染めている。
 (写真は、東仙波山頂から今辿ってきた尾根と、奥に唐松尾山、笠取山を見る)
 帰路、牛王院平から将監峠、将監小屋までは防火帯の尾根を歩く。防火帯の周囲はカラマツ林の紅葉の中、広い尾根歩きできる。
 特に将監峠から将監小屋までの下りは正面が開け、多摩川源流域の山々を見、また左手には白い幹が見事に林立したダケカンバ林に感激しながら本当に気持ちのよい歩きが楽しめた。
 将監小屋から、一ノ瀬までは林道歩きとなる。陽はかなり西に傾いていて、林道歩きも尾根を回り込むたび、日当たりと日陰が交錯、日当たりの良い場所では鮮やかに紅葉した木々が輝き、紅葉のトンネルの中を歩くような感がした。
 木々の間から見え隠れする山裾も見事に紅葉し、この山域の素晴らしさを改めて実感した。
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