2003年3月21日 笠取山(標高1,953m)

[会でのグレード]  ( しんどい度 :積雪期★★★) (危険度★★) (展望期待度★★★★)

(コース・タイム)
中島川口 9:00→
9:20 作場平登山口
9:45 ヤブ沢・一休坂分岐→
     [一休坂(尾根)]→
10:40 笠取小屋 10:55→
11:50 笠取山 12:20→
13:15 奥秩父縦走路合流
13:35 黒槐分岐 13:45→
14:50 中島川口(一ノ瀬林道)

 [天候 ;晴]
 [歩数 ;約20,100歩]

  コース写真と概要
    
 一ノ瀬林道を下山口の中島川口に車を止め、作場平の登山口まで林道歩きとなる。
 林道は全線が舗装され、周辺には民家はないが、除雪されていた。。
 林道の残雪は50cmくらいあるだろうか。
 作場平登山口に入るといきなりスノーハイクとなる。初めは水干沢に沿いごく緩やかな登りが続く。トレイスはかなりしっかりしており、跡を辿る限り雪を踏み抜くこともない。
 しばらく行くと一休坂、ヤブ沢分岐となる。ヤブ沢ルートには踏み跡はなかった。
 笠取小屋の下部周辺は北側の吹き溜まりとなる。トレイスはしっかりしていたが、まだ相当の残雪があり、トレイスは腰近くまで掘られている。さらにその下には50cmくらい残雪がありそうだ。
 笠取草原に出る。ここは幅広い防火帯だが、一部は草原状となる。
 トレイスは草原の入り口付近までしかなかった。この先はバージンスノーだったが雪は締まっており、大きなラッセルにはならなかった。
後方には富士山が見えていたが、風もなく気温があがり、やや霞んでいた。
 笠取山頂直下は急登に頂上に近いほどきつくなる。ここを一息であがるのはかなり大変だ。
 また、上に行くに従って風を遮る樹木がなくなり、風が流れやすくなるためか、残雪は少なくなる。
 頂に立てば、展望は広がる。
 笠取山頂は細く長い峰となり、先に進むと吹き溜まりの深い場所では胸近くまで雪に埋もれたり、また場所によってはアイスバーンだったりと、通過には苦労する箇所もあった。
 奥秩父縦走路に合流後も雪深く、踏み跡の全くなかった。日溜まりでは雪の少ない箇所もあるが、林の中や日陰に入ると、ご覧のような積雪量となった。
 さすがに新雪ではないので、深く踏み込むような箇所は少なかったが、相当な量の残雪が残っている。
 黒槐分岐から黒槐に入っても、上部の状況は縦走路と変わらず、雪深い。
 沢に近い場所ではルートが非常に分かりにくく、確認しながら下る。
 無雪期のルートが頭に入っていない限り、積雪期は使わない方が無難だろう。

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