2002/08/03 大菩薩嶺(標高2,057m)

コース : 上日川峠(長兵衛荘)→[唐松尾根]→雷岩(⇔大菩薩嶺)→介山荘→熊沢山→石丸峠(⇔天狗棚山⇔狼平)→上日川峠
☆ [天候:晴後曇、稜線は霧] ★ [歩数/約23,700歩] [同行:SSさん] 大菩薩連嶺 夏の花旅


上日川峠(長兵衛荘) (出発9:10)  [( )内は大まかな通過時間:途中の休憩等も含んでいます]
(9:10)

長兵衛荘横の登山道入口
※ほぼ平行して福ちゃん荘まで車道が走る

福ちゃん荘
(9:30)


(9:35)





福ちゃん荘先の登山道
※少しの間はカラマツ林の中を登る





(9:55)
唐松尾根上部
※上部は草原帯になり展望も開けてくる
雷岩
(10:20)

(10:25)




大菩薩嶺
※樹林帯の中で展望はない
(10:30)
|
(10:35)

雷岩から唐松尾根と彼方に塩山市街を俯瞰する
※ここは視界が開ける
(10:40)


標高2,000m地点の案内標識


(10:45)


大菩薩の主稜線
※お花畑の中心

(11:00)

賽の河原から大菩薩の稜線を振り返る
※左奥が大菩薩嶺


(11:10)
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(11:15)

大菩薩峠
※介山荘側から見る
(11:25)

熊沢山頂直下
※亜高山性の針葉樹の林
(11:30)


熊沢山から石丸峠を見る
※正面奥の山は天狗棚山

(11:40)
天狗棚山頂付近のお花畑
※天狗棚山頂は連嶺の中で最も視界が開ける

(11:50)
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(12:15)
狼平を行く
※正面奥は熊沢山
(12:30)


石丸峠分岐周辺
※左下に葛野川ダムが見える
林道を跨ぐ
(13:05)


(13:15)









樹林帯を急降下する
※下層にはノリウツギが多い


(13:25)







(13:40)
上日川峠
長兵衛荘)

沢を跨ぐ
※ここから上日川峠まで登り返す


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・夏の大菩薩の稜線を代表する花たち・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※上の写真は別の日に撮影したものも含まれています。(下の「稜線の花の一覧」の中に全ての名前が入っています。)
[参考] この日、大菩薩嶺及び周辺に咲いていた花の一覧です。(順不動) 
一部不確実なものや同定ミスがあるかも知れません。
咲いているのを確認できた種類は木本、草本合わせて70種。
・上日川峠〜唐松尾根中腹の樹林帯、及び上日川峠下の樹林帯の沢筋でのみ見られた種。
ノブキ、ママコナ、キツリフネ、ツリフネソウ、シロツメクサ、オオバコ、トリアシショウマ、カラマツソウ、タマガワホトトギス、ソバナ、ミゾソバ、ツリフネソウ、ダイコンソウ、クワガタソウ、イヌトウバナ、キンミズヒキ、メタカラコウ、ミゾホウズキ、ハナタデ、ミヤマタニタデ、ミツバ、カメバヒキオコシ、ウド、ヒメジョオン (24種)
・唐松尾根上部の風衝草原帯〜狼平にかけての稜線(樹林帯でも一部はあり)
シュロソウ、ヤマホタルブクロ、ノイバラ、ヤマハギ、リョウブ、ウツボグサ、ワレモコウ、ニガナ、シロバナニガナ、ヨツバヒヨドリ、オオバギボウシ、アヤメ、シモツケ、ウスユキソウ、イタドリ、ノアザミ、キクアザミ、キオン、ヤナギラン、コウリンカ、コオニユリ、ヤマハハコ、タチコゴメグサ、ツリガネニンジン、キンレイカ、ノコギリソウ、ハクサンフウロ、オカトラノオ、キリンソウ(ホソバ)、コウゾリナ、ヤマオダマキ、アオチドリ、ハコネギク、シモツケソウ、マツムシソウ、シシウド、アキノキリンソウ、ホツツジ、マルバダケブキ、ハナイカリ、クガイソウ、バイケイソウ、ノリウツギ、トモエシオガマ、チダケサシ、オトギリソウ (46種)
稜線では年々、華やかさは衰退しているように感じますが(特にヤナギランの後退が著しいことや、数年前まで見られた種のいくつかが全く見られなくなった)、花の種類はまだ数多く見られました。しかし、この先5年、10年後は気がかりです。
シモツケとシモツケソウの関係も、今後の分布がどうなって行くのか興味深いものがあります。

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